ネット銀行の引き出し方は?ATM・スマホATMの使い方と手数料を解説

ネット銀行の引き出し方は?ATM・スマホATMの使い方と手数料を解説

ネット銀行は実店舗を持たないため、お金の引き出し方に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

実は、コンビニや銀行に設置された提携ATMから、キャッシュカードもしくはスマートフォンだけで簡単に出金できます。

また、ATM手数料が一定回数まで無料になる銀行も多く、上手に使えば店舗型銀行よりお得に活用できます。

本記事では、ネット銀行で現金を引き出す方法、利用できるATMの種類、スマホATMの使い方、手数料を抑えるコツ、出金限度額の管理までをわかりやすく解説します。

ネット銀行で現金を引き出す3つの方法

ネット銀行には実店舗がないため、現金の引き出しには提携ATMの利用が基本となります。主に3つの方法があり、それぞれの特徴と使い方を解説します。

いずれの方法も、スマートフォンがあれば基本的な操作はすべて完結します。自分のライフスタイルに合わせた使い方を選ぶことがコスト節約のポイントです。

キャッシュカードで引き出す

最も一般的な引き出し方法は、ネット銀行が発行するキャッシュカードを使ってATMから出金する方法です。

コンビニや銀行に設置された提携ATMにカードを挿入し、画面の案内に従って暗証番号を入力するだけで現金を引き出せます。

ネット銀行のキャッシュカードはデビットカード機能が一体化しているものが多く、出金だけでなくショッピング時の支払いにも使えます。カードは口座開設後に本人確認書類の住所宛てに郵送で届き、通常1〜2週間程度かかります。

利用できるATMは銀行ごとに異なりますが、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・イーネットATMなどのコンビニATMに加え、ゆうちょ銀行ATMやイオン銀行ATMにも対応しているケースが多いです。

ATM手数料は利用条件や利用時間帯によって変わります。あらかじめ各銀行の公式サイトで手数料体系を確認しておくと安心です。

キャッシュカードが届く前の期間は、スマホATM機能を活用することで出金が可能な銀行もあります。口座開設から現金引き出しまでの流れを事前に把握しておくとスムーズです。

スマホATM(カードレス)でアプリから引き出す

スマホATMとは、銀行のスマートフォンアプリを使ってキャッシュカードなしで現金を引き出す機能です。

財布にカードを持ち歩かなくても、スマートフォン1台でATM出金が完結します。キャッシュカードを忘れた場合や紛失した場合の代替手段としても役立ちます。

手順は、アプリのスマホATMメニューで金額を入力し、ATMに表示されたQRコードをスマートフォンのカメラで読み取るか、アプリに表示された番号をATMのテンキーで入力する方法が一般的です。

スマホATMに対応しているATMはセブン銀行ATMが最も広く、一部の銀行はローソン銀行ATMやゆうちょ銀行ATMにも対応しています。対応ATMは銀行によって異なるため、公式サイトで確認しておきましょう。

スマホATMを使う際は、スマートフォンのバッテリーが十分あることを事前に確認しておきましょう。操作の途中でバッテリーが切れると手続きが中断されることがあります。

他行口座への振込で出金する

ネット銀行から別の銀行口座へ振り込み、その口座から現金を引き出す方法もあります。

ネット銀行の口座から直接出金できるATMが近くにない場合や、他行に給与が振り込まれた資金を移動したい場合の代替手段として利用できます。

ただし、振込手数料がかかる場合があります。他行宛振込の手数料が無料になるランク制度を活用するか、定額自動入金サービスと組み合わせることで、コストを抑えながら効率的に資金を移動できます。

この方法は緊急時よりも計画的な資金移動に向いています。毎月決まった日に一定額を自動振替する設定を利用するとさらに手間が省けます。

ネット銀行が提携する主なATMの種類と特徴

ネット銀行が提携するATMは主にコンビニATMや銀行系ATMで、全国に広く設置されています。

銀行によって利用できるATMの種類が異なるため、自分がよく使う場所に対応しているかを口座開設前に確認することが大切です。

セブン銀行ATM

セブン銀行ATMは全国のセブン-イレブンを中心に設置されており、国内最大規模のATM網を誇ります。

多くのネット銀行が提携しており、キャッシュカードでの出金はもちろん、スマホATMにも対応しているケースが多いです。24時間365日利用可能で、深夜や早朝の出金にも対応しています。

日本語・英語・中国語など複数言語で操作でき、インバウンド対応も進んでいます。ネット銀行を初めて使う方にとって最も馴染みやすいATMのひとつです。

セブン銀行ATMは数万台規模の設置台数を誇るため、出先でも利用できる場所を見つけやすい点が大きなメリットです。どのネット銀行に口座開設するか迷ったときの基準のひとつにもなります。

ローソン銀行ATM

ローソン銀行ATMは全国のローソンに設置されており、セブン銀行ATMと並んで多くのネット銀行が提携しています。

24時間365日利用可能で、スマホATMに対応している銀行もあります。店舗によっては複数台設置されているため、混雑時でも比較的待ち時間が少ないのが特徴です。

イーネットATM

イーネットATMはファミリーマートを中心に設置されているコンビニATMです。

セブン銀行・ローソン銀行ATMと並んで多くのネット銀行が提携しており、全国のファミリーマートで利用できます。24時間365日対応しているケースが多く、ファミリーマートを日常的に利用する方には使い勝手が良いATMです。

スマホATMへの対応は銀行によって異なりますが、キャッシュカードでの出金はほとんどのネット銀行で利用可能です。コンビニ3社のATMをすべて利用できると、出先でのATM選択肢が大幅に広がります。

ゆうちょ銀行ATM

ゆうちょ銀行ATMは全国の郵便局を中心に設置されており、特に地方や郊外でも比較的多く設置されています。

一部のネット銀行ではゆうちょ銀行ATMでの出金が無料になる条件を設けており、条件を達成することで手数料無料での利用が可能です。都市部以外にお住まいの方や、コンビニATMより郵便局が近い方にとって有力な選択肢です。

ゆうちょ銀行ATMは預金額が多い場合の引き出しにも対応しており、大きな金額を出金する際の選択肢としても利用されています。

イオン銀行ATM

イオン銀行ATMはイオンモールやイオン系列の大型店舗内に設置されており、ショッピングのついでに出金できる利便性が特徴です。

営業時間は店舗の営業時間に準じることが多く、深夜は利用できない場合があります。イオン系列をよく利用する方や、まとめ買いのタイミングで出金したい方には使い勝手の良いATMです。

自分がよく立ち寄るコンビニやショッピング施設と提携しているATMを把握しておくと、日常生活の中でスムーズに出金できる環境を整えられます。

スマホATM(カードレス引き出し)の使い方

スマホATMはキャッシュカードなしで現金を引き出せる機能です。ここでは一般的なセブン銀行ATMでのスマホATMの利用手順を4ステップで解説します。

事前に銀行アプリのインストールとスマホATM機能の有効化を済ませておく必要があります。

銀行によって細かな手順は異なりますが、基本的な流れはほぼ共通しています。初めて利用する前に一度アプリ上でシミュレーションしておくと操作に慣れやすくなります。

銀行アプリでスマホATMメニューを選択する

まず、利用する銀行のスマートフォンアプリを起動し、「スマホATM」「カードレス出金」などのメニューを選択します。

その後、出金する金額を入力します。金額は1万円単位で設定できる銀行が多く、利用限度額の範囲内で設定します。

アプリの操作が完了するとATMで使用するQRコードまたは番号が発行されます。この段階ではATMの操作を始めないようにし、まずアプリ側の手続きを完了させましょう。

ATMに表示されるQRコードをアプリで読み取る

アプリの準備が完了したら、ATMに近づいて操作を始めます。セブン銀行ATMでは画面下部の「スマートフォンでの取引」ボタンをタッチすると、ATM画面にQRコードが表示されます。

このQRコードをスマートフォンのアプリで読み取ります。アプリの画面にカメラビューが表示されるので、ATMのQRコードにかざしてスキャンします。

正常に読み取れると次のステップへ自動的に進みます。読み取りに時間制限があるため、QRコードが表示されたらすぐに読み取り操作を行いましょう。

アプリに表示された企業番号をATMに入力する

銀行によっては、QRコードの読み取りではなく「企業番号」をATMのテンキーで入力する方式を採用しています。

この場合は、アプリに表示された数桁の企業番号をATMに入力します。入力が完了するとATM側で口座との連携が確認され、次の操作に進みます。

番号の入力には時間制限があることが多いため、アプリで番号を確認したらすぐにATMで入力するようにしましょう。手間取ると操作がタイムアウトする場合があります。

暗証番号を入力して現金を受け取る

企業番号またはQRコードの連携が完了すると、ATMの画面に暗証番号の入力画面が表示されます。キャッシュカードを使う場合と同様に、4桁の暗証番号を入力します。

暗証番号が正しく認証されると、指定した金額の現金が排出されます。現金と利用明細の受け取りを忘れずに行いましょう。一連の操作は平均して1〜2分程度で完了します。

操作終了後はATMの画面が初期状態に戻ったことを確認し、他の利用者が残高などを確認できない状態になっていることを確かめてからATMを離れましょう。

スマホATMが使える主な銀行とATMの組み合わせ

各銀行の対応ATMは銀行公式サイトまたはアプリ内のATM検索機能で確認できます。GMOあおぞらネット銀行はセブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・イオン銀行ATMなどに対応しています。

スマホATMを初めて利用する際は、少額(1万円程度)でテスト的に使ってみることをおすすめします。手順を一度体験しておくと、次回からの操作がスムーズになります。

ATM手数料を無料にする条件と抑えるコツ

多くのネット銀行ではATM手数料が一定条件のもとで無料になります。条件と使い方を理解することで、手数料コストを抑えながらATMを利用できます。

ATM手数料が無料になる回数は銀行によって月0〜20回以上と大きな差があります。ATM利用頻度が高い方は、無料回数が多い銀行を選ぶことがコスト管理の第一歩です。

銀行ごとのランク制度・優遇プログラムを活用する

多くのネット銀行は利用実績に応じたランク制度を採用しており、ランクに応じてATM手数料の月間無料回数が異なります。上位ランクほど無料回数が多くなる仕組みです。

GMOあおぞらネット銀行の「カスタマーステージ」は、取引件数・残高などの条件に応じてステージが決まり、最高ステージでは月最大20回まで手数料が無料になります。

住信SBIネット銀行の「スマプロランク」も利用状況に応じてATM無料回数と振込無料回数が変わる仕組みです。ランクを上げるために、給与振込・アプリへのログイン・公共料金の引き落とし設定などを銀行に集中させることが有効です。

ランクの達成条件は各銀行の公式サイトやアプリで確認できます。条件の難易度も銀行によって異なるため、自分が達成しやすい条件を持つ銀行を選ぶことも重要なポイントです。

ランク制度を採用しているネット銀行では、ランクに応じて振込手数料の無料回数も変わることが多いです。ATM手数料と振込手数料の両方が無料になる条件をまとめて確認すると、口座の総合的なコストを把握しやすくなります。

給与受取口座に指定する

給与の受取口座として会社に届け出ることで、ATM手数料優遇の条件を達成しやすくなります。多くのネット銀行では給与振込の受取実績が優遇条件の1つになっており、それだけで一定回数の手数料無料が適用されることもあります。

会社のシステムによってはネット銀行への給与振込ができない場合もあります。その場合でも、定額自動入金サービスを使って給与受取後に自動的にネット銀行へ移すことで、同様の効果が得られる銀行もあります。

給与受取口座の設定は早めに行うほど、優遇を受けられる期間が長くなります。毎月の手数料コストを継続的に抑えるためにも、口座開設後すぐに設定することをおすすめします。

給与受取の設定は会社の給与担当部署への届出が必要です。ネット銀行への振込を対応できない会社の場合は、事前に相談しておくことをおすすめします。

口座残高や取引件数で無料回数が決まる

ランク制度に加えて、「口座残高が一定額以上で手数料無料」という条件を設けている銀行もあります。例えば、口座に50万円以上の残高を維持することでATM手数料が月に一定回数まで無料になるケースです。

また、月に一定件数以上の取引(振込・引き落とし・カード利用など)を行うことで条件を達成できる銀行もあります。

自分の口座利用状況を確認しながら、達成しやすい条件から整えていくことが手数料を継続的に抑えるコツです。

条件を達成しているかどうかは、銀行のアプリやWebサービスで毎月確認できます。翌月の条件達成に向けて残り件数などをチェックする習慣をつけると、無料回数を無駄なく活用できます。

複数のネット銀行を組み合わせて無料回数を増やす

1行のネット銀行で無料回数が不足する場合は、複数のネット銀行を使い分けることで実質的な無料回数を増やせます。

例えば、GMOあおぞらネット銀行とauじぶん銀行をそれぞれ開設し、それぞれの無料回数を使い分けることで月間のATM手数料を最小化できます。

それぞれの銀行で条件を達成する手間はかかりますが、ATM利用頻度が高い方には効果的な方法です。複数口座はアプリで一元管理できる場合もあるため、手間を減らす工夫も合わせて検討しましょう。

複数のネット銀行を保有する場合は、各口座の無料回数の残りをアプリで定期的に確認し、無料回数が残っている口座を優先して使う習慣をつけると無駄なく活用できます。

ネット銀行の出金限度額と引き上げ方法

ネット銀行のATM出金には1日あたりの限度額が設定されています。大きな金額を引き出す場合は事前に限度額を確認・変更しておく必要があります。

出金限度額は、不正利用時の被害を抑えるセキュリティ機能でもあります。日常的に必要な額に合わせた設定が、安全な利用の基本です。

ATM出金の1日あたりの限度額は50万~200万円

多くのネット銀行では、ATMでの1日あたりの出金限度額が50万円〜200万円程度に設定されています。この上限は銀行によって異なり、口座の利用実績や申込時の設定によっても変わる場合があります。

初期設定では低めに設定されていることが多く、日常的な引き出しには問題ありませんが、大きな買い物や急な入用で大金が必要な場合は事前に限度額の引き上げ手続きが必要です。

逆に、限度額を通常より低く設定することで、万が一不正利用された場合の被害を最小限に抑える効果もあります。日常的に必要な金額に合わせて上限を設定する使い方が、安全とコストのバランスを取るうえで有効です。

銀行アプリやマイページから出金限度額を変更できる

ATM出金限度額の変更は、多くのネット銀行でスマートフォンアプリまたはWebのマイページから行えます。手続きは数分程度で完了し、変更後は即時または翌日から反映されます。

大きな引き出しが終わったら元の低い設定に戻す「一時的な引き上げ」の使い方が推奨されます。大金を引き出す際は上げておき、終わったら速やかに元の設定に戻すことで不正利用のリスクを最小化できます。

変更操作はアプリの「ATM設定」「出金設定」などのメニューから行えます。銀行によっては変更に本人確認(生体認証・OTPなど)が必要な場合があるため、事前にアプリの操作に慣れておくとスムーズです。

出金限度額の変更は急に必要になることが多いため、アプリの操作手順を事前に確認しておくことをおすすめします。大きな買い物の前日に確認・変更しておけば当日の手続きがスムーズに進みます。

GMOあおぞらネット銀行の引き出し方の特徴

GMOあおぞらネット銀行は、セブン銀行ATM・イオン銀行ATM・ゆうちょ銀行ATMでスマホATMに対応しており、キャッシュカードなしでの現金引き出しが可能です。

スマホATMはGMOあおぞらネット銀行の公式アプリから操作できます。アプリを起動してスマホATMメニューを選択し、出金金額を指定した後、ATMのQRコードを読み取るか、アプリに表示された番号をATMに入力するだけで出金が完結します。

キャッシュカード(Visaデビット一体型、Mastercardプラチナデビットカード)でも提携ATMから出金できます。デビットカード機能が一体化しているため、ATM出金だけでなく日常的なショッピングにも活用できます。

カスタマーステージに応じてATM利用手数料が一定回数まで無料になります。取引件数・残高などの条件を達成することでステージが上がり、最高ステージでは月最大20回まで無料での利用が可能です。

また、「つかいわけ口座」機能を使えば、生活費・貯蓄・特定の目標など目的別に資金を分けて管理できます。ATMで引き出す金額の管理も目的別口座でより整理しやすくなります。

まとめ

ネット銀行でお金を引き出す方法は、キャッシュカードでの提携ATM利用、スマホATMによるカードレス出金、他行口座への振込の3種類が基本です。

多くのネット銀行はセブン銀行ATMやローソン銀行ATMなどのコンビニATMに対応しており、ランク制度や給与受取設定で月数回までの利用手数料無料が一般的です。

GMOあおぞらネット銀行もスマホATMに対応しており、カスタマーステージに応じてATM手数料の優遇を受けられます。

出金限度額は通常50万〜200万円の範囲で設定でき、大きな金額を引き出す際は事前に変更しましょう。

ATMの場所・手数料・限度額の3つを事前に把握しておくことで、ネット銀行を使った現金管理がよりスムーズになります。

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